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2025-12-22 09:00:00
クラブ
ジュビロ磐田は、すべてのチームづくりの出発点として、クラブのフットボールフィロソフィー「GROWTH × WIN → JUBILO」 を掲げてきました。
個の成長を楽しむ。
組織の成長を楽しむ。
そして、成長の先にある勝利を楽しみ、歓喜を響かせる。
この考え方を軸に、トップチームからアカデミーに至るまで、一貫した価値観のもとでクラブ運営とチームづくりを進めてきました。
また、クラブのパーパスである「夢と感動を 共に」を、フットボールを通じて体現することを目指したのが、2025シーズンでした。
2025シーズンの目標は、J2優勝・J1昇格でした。
しかし最終順位は5位に終わり、この目標達成には至りませんでした。
2023-24シーズンの横内監督体制で築いてきた、攻守においてアグレッシブなフットボールを土台に、2025シーズンはジョン・ハッチンソン監督のもと、主体性のあるアクションフットボールによる得点力強化に取り組みました。
開幕戦の水戸戦をはじめ、第5節 甲府戦、第7・20節 千葉戦、第13節 今治戦、第14・23節 札幌戦、第16節 いわき戦などでは、ジョン・ハッチンソン監督の狙いとするサイドを起点とした攻撃を通じて、クラブが目指すフットボールの形を示すことができた試合もありました。
一方で、特に下位クラブとの対戦においては、対策を受ける中で勝ち切れない試合が続き、安定して勝ち点を積み上げる難しさを痛感するシーズンとなりました。一定の得点力(リーグ3位)を示すことは出来ましたが、失点面では課題が残りました。
その背景には、以下の項目について、さらなる改善・修正が必要であったと考えています。
・攻守におけるプレーパターンの豊富さ
・試合中の修正力
・チームおよび個人のメンタルコントロール
・守備における連動(誘導プレス・受け渡し)、ラインコントロール、クロス対応、セットプレー対応
結果として、シーズンを通して安定したパフォーマンスを継続することができず、思うように勝ち点を積み重ねることが叶いませんでした。
特に、アグレッシブに戦い続けるうえで必要なメンタリティーの部分には、大きな課題が残るシーズンとなりました。
真のプロフェッショナルなクラブへ成長するため、監督・コーチ・スタッフとの定例ミーティングを重ね、環境整備や意識改革に取り組みましたが、選手一人ひとりが自ら熱量を高め、戦い続けるマインドを十分に引き出すには至らなかったという反省があります。
第31節ホームゲーム・大宮戦での結果を踏まえ、クラブはジョン・ハッチンソン監督との契約を解除する判断に至りました。
これを受け、安間監督を抜擢し、プレーオフでの昇格を目指す決断を下しました。
安間監督体制では、まずメンタル面とコンディション面の改善に着手し、さらに攻守における戦術を整理したことによって、選手たちは再びアグレッシブさを取り戻しました。
その結果、勝ち点を積み上げてプレーオフ進出を果たしましたが、徳島戦はドローに終わり、シーズンを通して課題であったクロス対応が最後まで結果に影響する形となり、2025シーズンは幕を閉じました。
短期目標であるJ2優勝、J1昇格は達成できませんでした。
一方で、中長期の目標として掲げているクラブの成長、人材の育成という視点では、トップとアカデミーの連携強化において、一定の成果を挙げることができたと考えています。
・U-18所属選手3名がトップチーム公式戦デビュー
・多くのアカデミー選手がトップチームのトレーニングに参加する機会を創出し、成長をサポート
・U-18チームのプレミアリーグ昇格を達成
これらは、「トップと育成の連携強化」というクラブが掲げる重要なテーマにおける、確かな前進でした。
ジュビロが目指すフットボールを実現するためには、守備の見直しが不可欠であると判断しました。
まずは、守備に対する意識改革に着手します。
細部にまでこだわりながら組織を再構築し、大幅なベースアップを図ります。
強固な土台を築いたうえで、「良い守備から良い攻撃へ」繋げるフットボールを目指します。
来シーズンに向けては、
・アグレッシブに戦い続けられる強いメンタリティー
・安定した守備、すなわち「アグレッシブな守備」を起点とした攻撃構築
をチームの軸に据えます。
また、攻撃・守備・切り替えの各局面において、チームとして何を求めるのかを明確に示すことで、選手の迷いをなくし、躍動へと繋げていく考えです。
これらを踏まえ、クラブはアグレッシブな守備を軸とした明確なスタイルを持つ志垣監督にチームを託す決断をしました。
志垣監督は、ヴァンラーレ八戸、FC大阪、レノファ山口FCといったクラブにおいて、グループとしての守備を徹底し、チームを着実に成長させてきました。
クロス対応の改善力に加え、攻撃面ではクロス数の増加を実現し、得点期待値を伸ばしてきた点も特徴です。
また、これまでのキャリアにおいて海外(欧州、アジア)での指導経験を有するなど、国際経験に富み、高いコミュニケーション力も魅力の一つです。
今シーズンに痛感したメンタル面へのアプローチにも活かし、意識改革を進めていきます。
ジュビロのプレーイングフィロソフィーである「アグレッシブ」「クリエイティブ」「コンビネーション」フットボールを、守備の局面から具現化します。
守備における共通理解とその徹底を通じて、アグレッシブな守備を起点とした安定した試合運びを確立し、シーズンを通して勝ち点を積み上げ、クラブの目標達成に繋げていきます。
クラブは、U-21リーグをアカデミー=育成の頂点と位置づけています。
若い選手にとっては、より高いレベルへ挑戦する場であり、トップチームで結果に結びつけられていない若手選手にとっては、心・技・体をあらためて鍛え直し、成長を促す重要な機会です。
さらにU-21リーグを、単なるフットボーラー育成の場にとどめることなく、人としての基盤を形成する教育・成長の場と位置付け、クラブ全体が一体となって、未来のトップチームを支える人材育成に取り組んでいきます。
クラブは、来シーズン、そしてその先の未来に向けて全力で準備してまいります。
引き続き、変わらぬご支援とご声援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2025年12月22日
ジュビロ磐田
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